芝生がうまく成長してくれず、青くなってくれないという悩みを持つ人はとても多くいます。

青くならない原因は主に、手入れ不足とダメージに分かれます。

どちらの場合もすぐに対策をとれば、夏のピーク時に青々とした一面の芝生を拝むことは充分可能です。

よく観察し、成長できない原因を知ることで、芝が求めている適切な処置をとることができるので、諦めずに対応しましょう。

芝生がシーズンになっても青く茂らない原因

日本で育てられることが多い一般的な暖地芝なら、冬を越えて3月頃から新芽が芽吹き始めます。

5月には本格的にシーズンに入り、鮮やかな緑色になっているはずです。

しかしどうにも芝生が生えそろっておらず青く茂ってこない…。一体何が原因なのでしょうか?

 

密度がない・芝丈が短い

まずは芝生の面をよく観察してみましょう。

地面を観察して、芝の芽がまばらになっており土が見えているなら密度不足です。

芝生の密度がなくスカスカで、茂っているように見えない状態ならば芝刈りの頻度を上げるなどして様子を見ましょう。

また、芝丈が短すぎるため色が薄く見える場合もあります。

髪の毛でイメージするとわかりやすいのですが、芝生も長ければ色濃く、短ければ薄く見えます。

ちなみに見た目がきれいで充分な青さになるのは20mmくらいの長さです。

これら場合は今後の手入れ次第で改善できるので慌てる必要はありません。

関連記事:芝生のデコボコはどう直す?意外と簡単な修正方法をご紹介

 

栄養が足りない

栄養が足りておらず、充分に成長できていないため新芽が増えていない可能性があります。

枯草が放置されて溜まっていて日光が届いていなかったり、土が固く水や栄養素が充分に行き渡れない状態になっているとこのような状態になります。

あとは単純に、肥料が不足しているということも考えられるでしょう。

雑草やサッチなど栄養を奪うものを取り除き、メンテナンスを行えば問題なく鮮やかに復活するでしょう。

関連記事:芝生で使われる肥料や除草剤まとめ|選ぶ時に知っておきたいポイント解説

 

病気などで枯れている

葉自体が黄色や茶色に変色している場合は、何かしらの要因で葉、もしくは根から枯れていることが考えられます。

葉の一部が変色している状態ならば、病気や害虫の被害を疑います。

特定の場所だけが枯れている場合はラージパッチなどの病気の可能性が高く、葉や根にかじられたような形跡や卵、穴などがあれば害虫が原因の可能性が高いでしょう。

こういった原因がある枯れの場合は、殺虫剤を散布します。

他にも、肥料や除草剤の使用方法が間違っていたり多すぎる量を投与してしまっていた場合など、芝生が枯れる原因は様々です。

芝生は根が枯れていなければ適切な対処を行うことで復活させることが可能なので、諦めずに様子を見ましょう。

ただし、張った芝生が元から弱っていた場合など張替えが必要になるケースもあります。

芝生を青く成長させる手入れ

芝生を青く茂らせるためには適切な手入れが必要不可欠です。

基本的にはどれも芝生の手入れとしてスタンダードなものですが、役割を理解して行うことが大切です。

逆に言えば一般的な手入れをまめに行えば、芝生の状態を保つことができます。

 

こまめに芝刈りを行う

枯れなどの特に問題になる状態が見られないのであれば、こまめな芝刈りで長さを調整しながら密度を上げていきます。

芝は葉が切り取られることで成長するための栄養をランナー(ほふく茎)を伸ばすために使う用になります。

横に伸びる茎が増え、そこから出た新芽によって芝生の密度が上がりますので、週1~2回以上の芝刈りを心掛けましょう。

ただし病気や雑草がある状態で芝刈りを行うと、病原菌や雑草の種をばらまいてしまいます。

先に雑草取りを行い、病気などの状態異常がある場合は先に対処をしましょう。

 

肥料を与える

芝生の色を鮮やかにしたい、成長を促進させたい場合には肥料が効果的です。

化成肥料は扱いやすく、芝に直接栄養素を届けられるので効果が早く出るためおすすめです。

窒素・リン酸・カリウムが均等に含まれており、中でも窒素は葉の鮮やかさや密度に作用してくれます。

液体肥料の場合は必ず倍率を確認して、過度な栄養を与えすぎないように注意しましょう。

肥料散布の量が多すぎると、肥料やけして枯れてしまうことがあるので取扱いには注意が必要です。

肥料はムラができないように均一に撒き、散布後には水をかならず与えましょう。

 

エアレーションで空気を流す

土は日々踏まれることで固くなってしまいます。

地面が固くなると酸素や水、栄養素が根に届きにくくなり、芝が生き生きと成長できません。

また、水はけが悪くなり根が弱ってしまう可能性があるので定期的にエアレーションを行いましょう。

地面に穴をあけて通気性、通水性が高まるのと同時に、芝の根にも適度な刺激を与えて成長を促すことができます。

夏の暑い時期を避け、春・秋に行うのがおすすめです。エアレーション後は保護のために目土を行いましょう。

関連記事:芝生のエアレーションとは?その効果とやり方を調べました。

関連記事:芝生でよく聞く目土・目砂とは?手入れの方法や選び方を解説

 

サッチングで枯れ草を取り除く

芝生の間に古い枯れ草(サッチ)が溜まっていると、通気性や水はけが悪くなります。

サッチ自体が水を含み湿った状態を作り出してしまい、芝生の苦手な状態になり根腐れをおこす場合があるので定期的にサッチを掻き出しましょう。

サッチが溜まると藻や病原菌が繁殖しやすくなり、土壌の状態が悪化して芝生の育成に良くない影響が現れやすくなってしまいます。

サッチングは芝生にダメージを与えますので、行った後は保護のために目土をしましょう。

関連記事:サッチングについて教えてください。頻度ってどのくらいで行うものですか?

芝生を変色や枯れから回復させる手入れ

芝生がダメージを受けている状態から回復させるための手入れについて解説していきます。

芝生の状態をよく観察し、原因に合ったアプローチすることが大切です。

 

殺菌剤を散布する

葉にさびのようなものが現れる「さび病」、気温の上昇で被害があらわれやすい「ラージパッチ」、円形にくぼみができる「ダラースポット」などの症状が見られたら、迅速に処置をしましょう。

その病気に対応する殺菌剤の散布をすぐに行います。

気付かず芝刈りをしたり、歩き回ってしまうと周りにまで病気をまき散らしてしまいます。

特に日本では梅雨時期は病気が発生しやすいので、5月頃には病気予防の殺菌剤の散布や土壌の水はけの改良をしておきましょう。

薬剤は強力なので、希釈率や使用方法を守って使用してください。

 

殺虫剤を散布する

芝の変色や枯れが出ている場合は、葉の形状や地面をよく観察しましょう。

葉や根がかじられた形跡がある、卵やネット、地面に穴がある場合は害虫による被害と思って良いでしょう。

春から秋にかけては虫もオンシーズンに突入します。

害虫の形跡があったり、本体を発見していたら、接触性の殺虫剤を使用して駆除を行いましょう。

深いところにいる害虫も倒せるように散布しておくと、種類を問わず退治することができます。

薬剤は強力なので、希釈率や使用方法を守って使用してください。

予防用の殺虫剤もありますが、普段の芝刈り、エアレーション、サッチングなどの手入れをしておくことも大切です。

 

目土をする

目土入れは芝生の保護に必要な手入れです。

新芽や茎の保護、凹凸修正、土壌調整、サッチの分解など万能に使えます。

部分的に枯れた芝生を目土で保護をして様子をみるだけでも回復することがありますので、枯れの原因がわからない場所やはげている部分には目土をしておきましょう。

 

枯れているなら張替も視野に

冬の休眠期でもないのに一向に茶色いままの場合は、その部分の芝は枯れているかもしれません。

原因としてはこれまでに上げてきた以外に、除草剤の影響や軸刈り、もしくは購入時から弱っていた場合などが考えられます。

新芽が出てこず、葉に力がない状態なら芝生を部分的に切り取ってはがしてみましょう。

枯れている場合は根に力がないので地面にも定着できず比較的簡単にめくることができてしまいます。

根が茶色く枯れている様子でしたら、その部分の復活は望めないので新しく張替えることをおすすめします。

まとめ:芝を青くするにはちゃんとした手入れが重要

一時的に新芽がなく青くならない状態でも、その原因を考え適切に手入れをしていれば芝生は復活します。

まずはしっかりと状態を確認し、病気や害虫などの要因を探ってみましょう。

病気や害虫被害ならばすぐに対処をしなければ、他の部分にも被害が広がってしまいます。

とくに問題がなさそうならば、芝刈りなどの手入れをしっかり行い栄養を与えればすぐに青々と茂りはじめるでしょう。

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