『しばふる』では芝生やお庭の手入れにまつわるポイントや知識を発信しています。芝の品種や土壌改良、芝刈りから芝の切り替えまで、様々なトピックをご紹介しつつ、みなさまからの質問にお答えするQ&Aもご用意しています。

オンラインストアでは、鳥取県のJリーグクラブであるガイナーレ鳥取が生産している芝生をご用意しております。お庭に敷いて水やりをすれば、早々に緑が広がっていく生長力の高い芝となっております。

さて、今回は趣向を変えて、芝生を育てる活動=芝活を行っている方にインタビューを行いました。お話を伺ったのはuzumakiさん(@uzumakyasuka
。自宅の庭に芝生を張ったきっかけは、小さな頃の思い出にあったといいます。それではご覧ください。

目次

    芝生付きの家、団地暮らしだった幼少期の憧れ

    東京都在住で、会社員をしています。2019年に今の住まいに引っ越して、翌年5月に高麗芝を張りました。南側の玄関に面していて、40㎡の芝生と花壇がL字型になっています。

    我が家は私が小さな頃から団地暮らしでした。敷地に芝生があり、そこでよく遊んでいたので、いつか自分の家に芝を張りたいという夢がありました。とはいえ、東京で庭付きの一戸建てはなかなか難しかったんです。

    それからしばらくして、母の住まいの近くで1軒売りに出たので購入することにしたんですが、庭は荒れ放題。ちょっと自分1人ではできなかったので、業者に依頼して芝を張ってもらいました。

    お手入れを重ね、綺麗になっていく芝生。
    興味の幅はやがて芝生を越えて…

    芝活を始めたての頃は、お手入れが大変でした。休みの日に毎回芝刈りができるわけではないし、家事もあるしでジレンマを抱えていました。でも、その大変さが楽しかったりもするんです。お手入れをすることで芝が綺麗になっていくし、その過程を目に見えて実感していたからです。

    最近は水はけをどうしようかと考えています。土壌のことなのか、それとも傾斜のことなのかと思いを巡らせながら、他の人たちの取り組みを参考にしたり、調べを進めています。それと、東側の日照が少なくなってきているので、その部分の芝をどうしていこうかと向き合っています。試行錯誤を繰り返しながら、芝生の密度を上げていくことにつなげたいですね。

    今の住まいに引っ越した当初は芝生だけでいいかなと思っていたんですが、芝活を通じて植物にも興味が湧いてきて、花壇を作ってお花も植えることにしました。肥料や害虫のことなど、芝活を通じて得た知識を活かした結果、庭の景観がとても良くなったんです。

    春はチューリップ、夏にはひまわりなど、できるだけ季節のお花を植えるようにしていて、最近はどちらかというと花壇の方に力を入れていますが、花々が引き立つのは綺麗な芝生があってこそ。なので、芝生も大切にしています。

    トラウマ克服、ご近所付き合いなど芝活がきっかけに。
    芝生に関わる人々に伝えたいメッセージとは

    芝活を始めたての頃の自分に声を掛けるとしたら、「虫は怖くないよ!」ということですね。団地住まいだった頃は木登りをして遊ぶなどわんぱくだったんですが、ある日毛虫に刺されてただれてしまって以来、ちょっとトラウマ気味になっていました。ですが、芝活を始めてから免疫ができて、今では大丈夫になりました。

    芝生のことでお隣さんが声を掛けてくれたり、ご近所付き合いのきっかけになったりしていますし、SNSでつながった芝活仲間たちとの交流もモチベーションになっています。また、芝活から得られる充実感のおかげで、インドアだった自分が外向きになりました。みなさんと、芝生のおかげです。

    かつての私がそうだったように、芝生への憧れがあっても、地域によっては環境的に張るのが難しかったりもします。これから芝活を始める方、あるいは芝活から少し遠ざかってしまっている方には、芝生に愛情をかけてほしいなと思います。せっかく張った芝生ですから、綺麗に育ててあげてほしいですね。

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