ある日ふと庭の芝生を見たら、枯れたり茶色くなったりしている!芝生を植えたばかりの人は、これからこんな経験をすることもあるでしょう。

再生可能なものから取り除く必要があるものまで、芝生が枯れる原因はさまざま。本記事では芝生が枯れたり、茶色くなったりする主な原因を6つ紹介します。枯らさないための対処方法もあわせて紹介しますので、参考にしてくださいね。

目次

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因①
    時期

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因1|時期

    暖地型芝に分類される日本芝・西洋芝の一部バミューダグラスなどは、毎年冬の間は休眠期に入り、茶色く枯れたようになります。

    これは暖地型芝生の特性であり、再生可能です。そのまま放置しておいて問題ありません。

    枯れてしまう原因

    暖地型芝に分類される日本芝・西洋芝の一部バミューダグラスなどは、平均気温が15度以下になると休眠期に入り、平均気温が12度以下になると完全に休眠期に入り茶色くなります。

    日本では平均気温が高い沖縄県を除く九州より北の地域では、10月の中旬あたりから毎年必ず休眠期に入ります。

    枯らせないための対処方法

    休眠期に入り、芝生が茶色くなることを防ぐ方法はありません。この間は茶色くなり成長も止まってしまいますが、平均気温が15度以上になると再び成長が始まります

    春の訪れとともに新芽がではじめ徐々に緑色の芝生に戻っていきます。心配せず、休眠期が終わるのを待ちましょう。

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因②
    芝刈り後

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因2|芝刈り後

    芝生は芝刈り後に茶色くなることがあります。原因と対処方法をみていきましょう。

    枯れてしまう原因

    芝刈りの後、芝生が茶色くなる原因は軸刈りにあります。

    軸狩りとは、芝生の生長点よりも低い位置で刈り込んでしまうこと。芝生の葉がなくなり、茶色い茎だけが見えてしまっている状態です。

    枯らせないための対処方法

    軸刈りを防ぐためには芝生の生長点を知り、生長点よりも深く刈りすぎないことです。

    芝生の生長点は茎の部分にあります。目安は、茎の茶色部分と葉の緑色部分の境目あたり。この生長点よりも上で芝刈りをおこなうと、芝刈り後に茶色く見えるのを防ぐことができます。

    また、芝生が伸びすぎると生長点も次第に高くなるため、軸刈りしやすくなってしまいます軸刈りを防ぐためにも、芝生が生長期の間は頻度よく芝刈りをおこないましょう。

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因③
    薬害

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因3|薬害

    芝生は除草剤などの薬害で枯れてしまうことも。次に原因と対処方法を示します。

    枯れてしまう原因

    薬害で枯れてしまう原因は主に次の3つです。

    • 非選択性除草剤を使用した
    • 適用範囲を誤った
    • 散布量を誤った

    枯らせないための対処方法

    除草剤には、全ての植物を枯らす非選択性除草剤と、芝生以外の雑草を枯らす選択性除草剤の2種類があります。 誤って非選択性除草剤を使用した際は、雑草と共に芝生も枯れてしまいます。残念ですが、枯れてしまった芝生を取り除くしかありません。 

    なお、選択性除草剤(芝生用の除草剤)を使用したにもかかわらず、芝生が枯れてしまう場合もあります。選択性除草剤の中には、たとえば「日本芝には使用可能で、西洋芝には悪影響を及ぼす」など、適用範囲が異なるものもあるので注意が必要です。

    さらには、除草剤の散布量を間違えると薬害が発生する可能性もあります 芝生の雑草を除去する場合は選択性除草剤(芝生用の除草剤)を選び、取扱説明書をよく確認し、適切な量を散布しましょう。

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因④
    肥料焼け

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因4|肥料焼け

    芝生は肥料散布後に枯れてしまうことがあります。こちらも原因と対処方法をみていきましょう。

    枯れてしまう原因

    肥料散布後に芝生が枯れてしまう現象を肥料焼けといいます。肥料焼けは、肥料に含まれている成分によって芝生の葉が枯れてしまうことが原因です。

    枯らせないための対処方法

    肥料焼けは、成分が葉に付着している時間が長いほど起きやすくなります。肥料を散布した後は、葉に付着した肥料を洗い流しましょう。その際、葉に付着した肥料を洗い流すイメージで水やりを行うと有効です。

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因⑤
    害虫

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因5|害虫

    芝生は害虫の被害に遭うと枯れてしまいます。ここまで述べてきた4つの原因に当てはまらず、次のような症状が見られたら害虫被害を疑ってください。

    • 芝生がまだらに枯れる
    • 芝生に穴が空いている
    • 庭に鳥がくるようになった
    • ある日突然葉先が白くなった

    害虫被害は拡大しやすいため、1つでも疑いがあるようなら、早めに殺虫剤を使用して対策しましょう。

    枯れてしまう原因

    芝生が害虫被害を受けやすい原因には、土壌の水はけが悪くなっていることが挙げられます。芝生を植えて数年経った土壌は、人に踏まれた圧などで土が固くなり、水はけが悪くなっているからです。

    枯らせないための対処方法

    芝生を害虫の被害から守るためには、害虫が寄り付きにくい土壌にすることです。害虫は湿気のある場所を住処とする特性があるため、土壌の水はけを良くしましょう。

    芝生を敷く前にやっておくべき土づくり解説!芝張りを失敗させないコツ

    庭の土を総入れ替えする方法もありますが、これは既に芝生が育っているお庭には不向きです。現在の土を活かしながら水はけのよい土壌にするには、土壌改良剤を使用するのがおすすめです。川砂やパーライト、腐葉土などの芝生用の土壌改良剤を混ぜて、土壌の水はけを改善しましょう。

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因⑥
    病気

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因6|病気

    芝生がスポット状やパッチ状に赤みを帯びてきたり、黒ずんできたりしたら病気の可能性が高いです。

    芝生が病気にかかってしまうと、再生するまでに時間がかかる可能性もあります。できるだけ早めに殺菌剤を散布しましょう。

    枯れてしまう原因

    芝生が病害の被害を受けてしまう原因は、病原菌が繁殖しやすい土壌環境にあります。

    芝生を植えて数年経った土壌にはサッチ層ができ、土壌の通気性を悪くしています。通気性が悪いと土壌は酸素不足になり、普段有機物を分解してくれている微生物の働きが鈍くなってしまいます。

    微生物の働きが鈍くなると、病原菌の繁殖が活発になり、芝生が病害を受けやすくなってしまうのです。

    枯らせないための対処方法

    芝生に病害を発生させないようにするためには、定期的にエアレーションサッチングなどをおこない、土壌の通気性をよくすること。

    このほか、 植木の剪定や、風の通り道を塞いでいる障害物があったら移動させるなどすると、通気性がさらに良くなるでしょう。

    まとめ

    芝生が枯れたり茶色くなったりする原因と対処方法について解説してきました。

    暖地型芝は冬の休眠期に入ると茶色くなりますが、春に向かうにつれて緑色の芝生に戻っていきますので、心配せずに休眠期が終わるのを待ちましょう。

    芝生の病害と害虫による被害はどちらも拡大しやすいため、防止するためには日ごろから芝生の観察をおすすめします。病害被害をたびたび受ける場合は予防的に殺菌剤を散布する方法もありますので、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。

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