自宅の庭が芝生の緑で満たされたらお庭での洗濯干しも楽しみになりますよね。それに自宅のきれいな芝庭でピクニックなんて憧れます。

しかし、芝生マットを庭においてすぐ使えるわけではないんです。芝の根が地中にしっかり張るまで待ってあげないとすぐに枯れてしまったりします。せっかく育てるなら長くきれいな芝生を見ておきたいですよね。今回は芝生の養生とその養生期間について解説していきます。

目次

    芝生の養生とは

    芝生の養生とは芝生の根が土壌に定着するまで待つ事をいいます。これはその根が地中に入り込む間、外部からの衝撃を避けるために必要な工程です。

    芝生が根付く前に人が立ち入るなどすると、踏圧や芝生の擦り切れが発生し、再生できずにそのまま芝が枯れてしまう原因になるためできるだけ足を踏み入れないことが望ましいですが、小さなお子さんが遊ぶ程度であれば大丈夫です。

    芝生を育方法は方法は2つ。芝マットを敷いていく芝張りか、種から芝生を育てる種まきの方法です。

    養生して芝生が根付いたあとは、芝生を長く元気に育てるために定期的にエアレーションという更新作業が必要になっていきます。これらの作業の出来によって芝生の育成が上手くいくかどうかが決まりますので、それぞれ解説していきます。

    芝張り

    芝張りとは芝生マットを土壌の上に敷くことです。マット敷くだけで簡単ですが、すぐに利用できるわけはなく、根が土壌に定着するまで待ちましょう。芝生を育てる際に行う芝張りを成功させておく為にも養生は必要不可欠になります。

    種まき

    種まきは種から芝生を育てます。メリットしては、芝張りと比べて低コストで出来る点です。デメリットしては芝生が生え揃うまで時間がかかります。

    夏芝では日本芝のノシバ、西洋芝のバミューダグラスが代表的です。高麗芝は種まきはできません。冬芝ではケンタッキーブルーグラス、ベントグラス類、ライグラス類などがあります。

    日本で芝生を種から育てるなら夏芝(暖地型芝)が適しています。

    エアレーション

    エアレーションは地面に穴をあける作業で空気を送り込むこと・古い根を切って、根の伸長を促すことをいいます。

    エアレーションをすることで、通気性や水はけが改善したり、根の新陳代謝を促します。また、芝生の病気やトラブル防止にも効果的です。

    ふかふかな芝生を育てよう!エアレーションで根がみるみる健康に

    つぎは、芝生を育成するうえで必要な養生期間について解説していきましょう。

    芝生の養生期間について

    芝生の養生期間について、芝が生長して根が下の土まで入り込むのを待つ必要があります。

    養生に適した時期は、気候の安定した春と秋になりますが、芝張り・種まきとエアレーションにおける養生に適した時期や期間について解説していきます。

    芝張り・種まき後の養生期間

     芝張りした直後は、切り芝のマットが床土の上に乗っているだけです。芝が生長して根が下の土まで入り込むのを待つ必要があります。

    芝生の種類には、暖かく生育が活発になる春が適している夏芝(暖地型芝)と、寒さに強く耐寒性が非常に強い冬芝(寒地型芝)があります。

    時期は芝生の種類によって異なりますが、養生期間としては、夏芝も冬芝も1ヶ月程度をみておきましょう。芝生の種はだいた3週間で発芽を終え、種まき後1ヶ月ほどで地中へと根付かせていきます。

    根付くまでの時期は不安定ですので、養生期間を1ヶ月程度設けましょう。また、種にとっては乾燥が一番よくないため、表面が乾かないように水やりを欠かさないようにしましょう。

    エアレーション後の養生期間

    芝生の更新作業として、芝生に穴をあけ根切りをする工程を指します。根を切る為、エアレーションの養生期間は、芝張り後と同様に根が定着する数週間〜1ヶ月設けましょう。

    ロール芝もおすすめ

    養生期間を早めるためにロール芝があります。ロール芝は、ロール状に巻かれている芝のことをといい、広範囲に芝を敷きたいときにもおすすめ。

    マット芝と違い、1枚当たりの面積が大きいため庭のサイズが合うようにカットしてもらえば芝張りの時間も大幅に短縮できます。また、つなぎ目がなく見た目がきれい・雑草が生えにくいというメリットもあります。

    なお、しばふるオンラインストアでは西洋温暖芝のティフトンをロールで販売しています。生育が早く、踏まれ耐性も高いなど育てやすい芝ですので、是非ご検討ください。

    まとめ

    今回は、芝生の養生の必要性と養生にはどれくらいの期間が必要かについて解説していきました。芝生を育成するには、芝張りやたね植え後に土壌にしっかり根が定着するまで養生しましょう。

    1ヶ月ほどの養生期間が終わり芝生が利用できるようになっても終わりではありません。植物ですから末永く育てていくことが大切です。

    芝生は時間の経過とともに、水はけが悪くなったり、病気やトラブルを起こりやすくなります。それを防ぐために、芝生の養生は必要不可欠。通気性・水はけを良くするエアレーションとあわせて行っていきましょう。

    養生期間は決して短くない為、待ち遠しい気持ちも出てくるものだと思いますが、きれいに育った芝生を楽しみにして、養生期間中はお庭の芝生を見守りながら育てていきましょう。

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