『しばふる』では芝生やお庭の手入れにまつわるポイントや知識を発信しています。芝の品種や土壌改良、芝刈りから芝の切り替えまで、様々なトピックをご紹介しつつ、みなさまからの質問にお答えするQ&Aもご用意しています。

オンラインストアでは、鳥取県のJリーグクラブであるガイナーレ鳥取が生産している芝生をご用意しております。お庭に敷いて水やりをすれば、早々に緑が広がっていく生長力の高い芝となっております。

さて、今回は趣向を変えて、芝生を育てる活動=芝活を行っている方にインタビューを行いました。お話を伺ったのはマきたさん(@O08N3。芝生への情熱が再燃したきっかけは、インターネットでの学びと交流にあったといいます。それではご覧ください。

目次

    一軒家の芝庭に理想はあったものの…
    草刈り機を使うほどボーボーに

    千葉県の外房に住んでいて、普段は畜産関係で働いています。28年前に築50年ほどの一軒家へと引っ越して、当時まっさらだった庭に高麗芝を植えました。L字型の庭で、65㎡ほどの広さです。

    一軒家の庭に芝生があって、夏はそこで子どもたちのためにプールを出して…というイメージが頭の中で先行していたんですが、お手入れのことはホームセンターにある手引をちらっと読んだ程度で、あまり調べていなかったんです。

    庭にはタマリュウも植えていたんですが、いつの間にかそこにも芝生がどんどん侵食していってしまいました。芝刈りもあまり頻繁にしていなかったのでボーボーに伸びてしまい、芝刈り機ではなく草刈り機を使うようになりました。そんな状態が20年くらい続いていたんです。

    ステイホーム期間中に芝活を動画で学び直し。
    SNSでの交流も増え、芝生の奥深さを知る

    そんな折に世間がコロナ禍になって、外出することが減ってしまいました。家にいる機会が増えて、YouTubeを観るようになったんですが、そこでDIYに目覚めたんです。動画を見よう見まねでやってみたら、できることが結構増えたんですね。そんなとき、たまたま芝生の動画がおすすめに出てきました。

    『つりきっぷ』さんや『なっとうごはん』さん、『東京40まいる』さんの動画から、芝生のお手入れなどを学びました。彼らの過去動画を見漁ったのが2020年の10月中頃で、動画のコメント欄に書き込んだり、コミュニケーションを取るようになって、だんだんと楽しくなったんです。

    ちょうどこの頃からSNSも使い始めたんですが、芝生を育てている人の数だけ、さまざまな意見や考えを目にするようになりました。そうしたものに耳を傾けながら、自分に合うものはどれだろう?と見ていくうちに、どれも否定するものがないということに気付きました。一人ひとり目的が違うので、そのぶんいろいろな考え方があるんですよね。

    「今ならできるかも」という思いが再燃。
    こだわりと手間を掛けない管理の両立を目指す

    いろいろ見て回るうちに「昔はわからないことだらけだったけど、今ならできるかも」という思いになってきたので、道具を揃えてお手入れを計画し始めました。芝活を再開してしばらくは前のめり気味だったんですが、ここ最近は抑えめに、以下に手間を掛けずに管理するかというのを重視しています。

    「ゴルフ場みたい!」と声をかけていただくこともあるので、手を掛ければ掛けるだけ芝生は綺麗になるのは知っています。ですが、まずは土壌改良からですね。不陸調整も2年掛けて行っていて、65㎡の庭を真っ平らにしつつ傾斜をつけたいなと思っています。

    芝生の他に家庭菜園も行っていますが、更に花壇も作っていこうかと計画しています。入り口から花壇のあたりまで、グリーンベルトを引くように芝生を育てていけたらいいですね。

    一人ひとり目的が違うからこそ芝活は十人十色に。
    知識、情報、勉強も重要だけど…一番大切なのは

    今の自分が芝活を始めたての頃の自分に声を掛けるとしたら、「ちゃんとやればできるよ!」ということです。最初は失敗しちゃったらどうしよう、と尻込みしてしまうと思うんですよね。でも、普通にやっていれば案外できちゃうものなんです。知識や情報をきちんと仕入れて、勉強することですね。職業柄、農家の知り合いがいるんですが、彼らも同じようにして活動しているのでリスペクトを持つようになりました。

    それと、芝活は楽しんで行うことが大切です。まるでプロのようにお手入れされている方も中にはいますし、それを見て芝活を始めたての人たちが焦ってしまう気持ちは分かります。でも、そんなに力を入れなくても楽しめるんじゃないかな?と思うんです。

    先にも少し触れましたが、芝活をする目的は一人ひとり違います。綺麗に整えたい人もいれば、芝が緑であればそれでいいという人もいます。自分がどこに向かって芝活をしていきたいかを定めて、一歩ずつ、押さえるところを押さえてやっていきましょう。みなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。

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