「庭に一面に広がる、青々とした芝生を張りたい」
「芝生はどんな、種類があるのかな?」
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
芝生には「日本芝」と「西洋芝」があります。西洋芝は、寒地型と寒地型の2つの種類に分かれており、地域によって育てやすさも異なります。
日本芝は、初心者でも簡単にお手入れができます。また寒い地域には、寒地型の西洋芝がおすすめです。
こちらの記事は日本芝と西洋芝(暖地型・寒地型)の特徴と見分け方を、わかりやすくお伝えします。ぜひ、芝生を選ぶ参考にしてくださいね。
日本芝と西洋芝の見分け方とは
まずはそれぞれ葉の色の違いや大きさ、季節による葉の色の変化やなどについて説明していきます。
1|日本芝の見分け方
日本芝は、西洋芝に比べて葉の幅に厚みがあります。また葉の色が薄目なのも特徴です。
日本芝は一般的に、手触りは硬めなものが多いでしょう。日本芝は暖地型の芝生のため、春から秋にかけて青い芝生を楽しめます。しかし、気温が下がると休眠期にはいるため、葉の色が茶色に変化します。
2|西洋芝の「寒地型」の見分け方
寒地型の西洋芝は一般的に、葉の幅は細く濃い緑色。また柔らかく手触りもよいことが特徴です。西洋芝の寒地型は1年中枯れないため、季節関係なく青々とした芝生を楽しめるのは嬉しいですね。
3|西洋芝の「暖地型」の見分け方
西洋芝の暖地型の葉は濃い緑色です。また細く、やわらかい手触りのよいところが特徴です。しかし、暖地型芝生のため日本芝と同様に、気温が下がる休眠期に入り葉が茶色に変化します。
日本芝の特徴
日本芝は高温多湿な日本の気候に適した、暖地型の芝生です。
また日本芝の「高麗芝」はホームセンターで購入ができます。ご家庭でガーデニングや庭の園芸用として、取り入れやすいのもポイントのひとつです。
日本芝の生育温度は24~35度のため、春から秋にかけて育ちます。
23度以下になる冬になると、休眠期に入り枯れて茶色くなります。しかし気温が暖かくなると、芝生から新芽が出て緑色に変化するので安心してくださいね。
さらに日本芝は乾燥や病気に強く丈夫です。また芝生の伸びる速度も緩やかなので、お手入れも少なくて済みます。そのため、日本芝は初心者に最適な芝生と言えるでしょう。
しかし北海道などの寒い地域では、日本芝は寒さに弱い暖地型なのでおすすめしません。寒い地域にお住まいの方は、寒地型の西洋芝を選ぶことが得策です。
暖地型西洋芝の特徴
西洋芝の寒地型は、東北や北海道など寒冷地に適した芝生です。
寒地型の西洋芝は暑さに弱く枯れてしまうため、温暖な地域には適していない芝生となります。
寒地型の西洋芝の生育温度は10~24度。また寒冷地などの涼しい地域では四季関係なく、緑の芝生を楽しめるのが特徴です。
寒地型の西洋芝の「ケンタッキープルーグラス」や「クリーピングベントグラス」などの芝生は、インターネットで購入が可能。
しかし寒地型の西洋芝はデリケートな性質で害虫に弱く定期的なお手入れが必須となります。また芝生の成長も早いため定期的な芝刈りが必要です。
そのため寒地型の西洋芝を管理するには、それなりの知識が必要となります。
暖地型西洋芝の特徴
西洋芝の暖地型は日本芝と同様に、日本の高温多湿な気候に適しているため、育てやすい芝生です。
しばふるのオンラインストアで、お取り扱いしている暖地型の西洋芝(ティフトン芝)。
暖地型の西洋芝の生育温度は24~35度。寒さに弱く、北海道や東北などの寒冷地には適していません。
暖地型の西洋芝は暖かい時季にかけて成長します。また気温が下がると休眠期に入るため葉の色が茶色く変化しますが、暖地型の西洋芝生は日本芝と同じように、暖かくなると新芽がでて緑色になります。
さらに暖地型の西洋芝は耐踏圧性に強く、乾燥や病気にも強い芝生です。
日本芝と違い注意する点は、成長のスピードが早いため芝刈りや水やりなどのメンテナンス作業が必要となります。
地域の気候に適した芝生を選ぶ
芝生は大きく分けて「暖地型の芝生」を「寒地型の芝生」があります。
北海道や東北などの寒冷地には、寒地型の西洋芝が寒さに強いので最適です。また関東から南の地域にお住まいの方は、日本芝や暖地型の西洋芝がいいでしょう。
そのため芝生を選ぶときは、お住まいの気候に適している種類を選択すると、初心者でも簡単にはじめることが可能ですね。
とは言え暖かい地域の方でも、寒地型の西洋芝は楽しめます。暖かい地域に寒地型の西洋芝を張る場合は、暑さ対策や手入れなどの手間がかかります。
そのような管理が必要となるのを理解した上で、芝生の種類を選択しましょう。
まとめ
芝生の種類によりお手入れ方法や特徴、成長速度もさまざまです。そして芝生を選ぶときには、お住まいの気候にあった、芝生の種類を選ぶことが重要となります。
ご自身のライフスタイルに合った芝生を選び、青々とした芝生がある庭を楽しみましょう。