暖地型芝生は冬何をすればいいの?芝刈り、水やりは必要?
枯れたように見える暖地型芝生の冬。どんなお手入れをしてあげればいいのか迷いますよね。
冬の暖地型芝生は休眠期。
生長を止めて眠りについているところです。
休眠期の芝生に必要なお手入れポイントと、休眠期だからこその注意点を解説していきます。
また、春の芽吹きを促進させるお手入れについても紹介しますよ。

暖地型芝生の冬のお手入れの基本

冬の暖地型芝生は、ほぼ季節を通して休眠時期にあたります。
そんな冬の暖地型芝生お手入れは、次の3点が基本となります。

  1. 芝刈り、水やり、肥料は不要
  2. 雑草処理を継続する
  3. 2月下旬に、更新作業

冬は、ほとんどお手入れが必要ない時期です。
本格的なお手入れは、2月下旬から始めたい「更新作業」まで待つことになりますよ。
そんな冬のお手入れについて、詳しく見ていきましょう。

冬は不要。芝刈り・水やり・施肥

冬の芝生に、「芝刈り」「水やり」「施肥」といった基本お手入れは不要です。
後述する「更新作業」まで、芝生の手入れらしい手入れはいらない時期となります。

雑草処理

冬に定期的に行うお手入れとして、もっとも有効なのが「雑草処理」です。
月に1回程度は行いましょう。
芝生の色が茶色になるため、雑草も目立ちやすくなりますよ。
冬でも、一部の雑草は生長することがあります。
早めに対処することで、雑草の伸びと増殖が活発になる春に備えましょう。

2月下旬から行う更新作業

更新作業とは、春からの芽吹きを促進し、密で丈夫な芝生にするために行う一連の作業のこと。
時期的には2月下旬頃、芝生の根の活動が開始しだすころに行うと効果的です。
更新作業として行うお手入れは、次のとおりです。

  • 芝刈り(低刈り)
  • サッチング
  • エアレーション
  • 目土入れ
  • 施肥

この更新作業をしておくか、しておかないかによって、次シーズンの芝生生長度合いが異なってきます。
春からの芝生お手入れに先駆けて、是非行っておきたい作業です。

低刈り

まず、更新作業のはじめに行うのが「低刈り」です。
低刈りとは、刈高を低めに設定して地際まで芝刈りをすること。
こうすることで、枯れ葉として落ちてしまうだけの部分を刈り取ることができ、新たな芽のための日当たりや通気性が確保できます。

サッチング

冬枯れした芝生は、そのままにしておくと堆積してサッチ層となります。
刈り芝や枯れた葉などが堆積してできたサッチ層は、病害虫の原因ともなるもの。更新作業時に、鉄製のレーキでサッチングをしておきましょう。

エアレーション

土壌改良・発根促進のため、芝生の地表に穴を開けていくお手入れ「エアレーション」をしましょう。
踏み固められた土は通気性・排水性が悪く、芝生に病気が起こりやすい環境となります。
エアレーションをすることで、春の芽吹きも良くなり、密で健康的な芝生になります。

目土入れ

芝生は、根以外にもほふく性の茎(ランナー)を伸ばして増えていきます。
土がある場所を目指して増えていくため、目土を入れて新しい土を補充しましょう。
芝生は踏み固められた土のもとでは増えることが難しいため、エアレーションとあわせて目土を入れていくことで、より効率よく密度をあげていくことができます。

施肥

春の芽吹きに向けて、肥料を与えます。
2月下旬の更新作業時、または3月に入ってからはじめましょう。

ポイントと注意点

暖地型芝生の冬のお手入れの注意ポイントは、以下のとおりです。

  • 冬の芝生はそっとしておく
  • 凍った地面は踏まない

冬期のお手入れは、むしろNG

基本のお手入れ解説で、「芝刈り」「水やり」「施肥」は不要と説明しましたが、むしろ「してはいけない」といっても過言ではありません。
芝刈りをしてはいけない理由は、枯れた芝が寒さから保護する役割を果たすから。芝刈りをしないことで地表がむき出しにならず、雪や霜から根を守ることになります。
休眠中の芝生は、水や肥料を吸い上げる力が無いため、水やりと施肥も意味がありません。
掃き掃除と雑草処理をする程度にとどめ、何もしないほうが芝生にとってよいことなのです。

凍った地面は踏まない

芝生の土が凍結したり、霜柱が立っているときは、踏み入らないようにしましょう。
凍った土を踏むと、地中の根を痛めてしまうことがあります。
根が傷んだ場合、春の芽吹きに悪影響が出ますので、注意してください。

まとめ

冬の暖地型芝生は、およそ3ヶ月間の長い眠りについた状態。
わたしたちができることはあまりなく、掃除や雑草取りできれいに管理しつつ春の目覚めを待つことくらいです。
寒い冬にお手入れがほとんど必要ないのは、ありがたい気もしますよね。
寒い時期のお手入れはちょっとお休みしつつ、2月の更新作業で芽吹きの春へのスタートダッシュをきりましょう!